地球は丸い 2013 12 8
広大な防空識別圏を設定しても、
「地球は丸い」ことを考えれば、
その実効性には、疑問符がつきます。
2012年12月15日の「地球は丸い」という文章を、
読んでいただければわかりますが、
固定レーダーでは、どうしても盲点が出てしまいます。
そのため、そういう弱点を補うために、
多くの早期警戒管制機AWACSや早期警戒機E2Cが必要となります。
今回の、中国による広大な防空識別圏の設定は、
「拙速」と言わざるを得ないでしょう。
「地球は丸い 2012 12 15」をよく読んでいただければ、
広大な防空識別圏を維持するのが、いかに難しいか、わかると思います。
地球は丸い 2012 12 15
短距離なら問題ないが、
長い距離となると、地球が丸いことを意識せざるを得ない。
たとえば、宮古島にレーダーサイトを設置しても、
尖閣諸島に飛行機が「低空で」近づけば、
その飛行機は、レーダーの水平線の下になってしまう。
2012年12月13日の時事通信社のニュースには、
このようなニュースがありました。
中国当局の航空機が沖縄県の尖閣諸島付近の領空を飛行したことについて、
自衛隊制服組トップの岩崎茂統合幕僚長は13日の定例記者会見で、
「残念ながら、今回は捕捉できず領空侵犯された。
今後、こういうことが起こらないよう対策をしていきたい」と述べた。
岩崎統幕長は、自衛隊のレーダーで捕捉できなかったことについて、
「固定レーダーは限られたところにしかない。
できるだけ早期警戒管制機AWACSや早期警戒機E2Cで補完しなければならない」と指摘。
(引用、以上)